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あらいきよてる
横浜に詳しいソーシャルデベロッパー。神奈川宿の丘の上で、住宅型複合施設「しぇあひるずヨコハマ」運営 。近年は空き物件や商店街の活性化など、横浜市内外のまちづくりや地域プロモーションにも関わる。週末カメラマン。二児の父でアニメ・サブカル好き。
同じライターの記事一覧ビストロ「山・海・葉っぱ」は、石川町駅から元町と反対方向の川沿いの道に面しています。
この場所に石川町で店舗を持って6年目。
以前は2階で営業していたそうですが、今の場所に移転してもお客さんはそのまま。
まさに、「地元住民に愛される」お店なのです。
オーナーの正信さんは、結婚されてから25年ずっと石川町にお住まい。
あの、「横浜グランドインターコンチネンタルホテル」のオープニングスタッフだったというのが驚きです!
「会社を通じて、南フランスで出張修行に行って、本物に触れたときは玉ねぎ一つ違いを感じたりと、感動の連続でした。」
そう語る正信さん。東京竹芝の同系列のホテル勤務を経て、独立を果たしました。
現在のお店では、どんな所にこだわっているのでしょうか?
「価格帯は安く抑えつつ、本場のものを再現できるように頑張っています。」
美味しい野菜を売ってる近所のファミリーマート(石川町鈴木店)の鈴木さんの畑の野菜や、三浦産の新鮮なものを使うことも多いとか。
さらに、採れすぎた野菜を使って欲しいと言われるなど、元気な商店街のある、石川町ならではのアットホームなエピソードも。
料理のこだわりポイントは?
クラシックが多めで、「王道」を外さないことを大事にしています。
でも、目指すのは「大衆フレンチ」
美味しいだけでなく、見た目も非常に魅力的です。それでリーズナブルなのは文句なしです!
今回頂いた料理も、お肉と野菜のバランスが絶妙でした。
「子ども達にこそ食べてほしい。その子たちは必ず大人になる。この味で育ったと、なって欲しい。」
お子さん連れを他のお客さんも理解してくれるアットホームな雰囲気で、お子さん連れだけでなく、高齢者も多く、車いすもペットも大丈夫です! そんな、誰にでも開かれた雰囲気が素敵ですね。
実は、ユニークなお店の名前 「山・海・葉っぱ」は、長男の岳さん、次男の海さん、奥さんの葉子さんが由来で、
家族のために頑張ろうと命名するという、地域と家族を大切にする思いが溢れています。
ちなみに、正信さんご自身はお酒大好きで、一番はビール!
ただ、家ではフレンチ作らず、中華作ったり、鳥をさばいて焼き鳥したり、つまみとしてちゃちゃっと料理するのが好きなのだとか。
石川町はどんなまちですか?
「一見目立たないけど、石川町にはこだわりをもった人、スペシャリストがいるまちですね。」
クリーニングの染み抜き、カットの理容店、コーヒー店など。
正信さんの先輩も「ブーケ・ディスポワール」というお菓子屋さんをやっています。
「こだわりが半端ない。そこまでかっていうぐらい(笑)」
他にも、「酔亭(ヨイテイ)」の味噌ラーメンが好きで、そちらのお店は10時から15時の短い営業時間。
理由は、仕込みに時間がかかるから。それでも混んでる人気店というのは石川町らしいですね。
料理へのこだわりと、家族と石川町への愛情の両方がつまった素敵なフレンチ
是非足を運んでみてください!