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あらいきよてる
横浜に詳しいソーシャルデベロッパー。神奈川宿の丘の上で、住宅型複合施設「しぇあひるずヨコハマ」運営 。近年は空き物件や商店街の活性化など、横浜市内外のまちづくりや地域プロモーションにも関わる。週末カメラマン。二児の父でアニメ・サブカル好き。
同じライターの記事一覧「横浜カフェダイニング」は、創業100年もの歴史を誇る呉服屋「ぬのや」をリノベーションし、地元の食材を使った洋食やクラフトビール、コーヒーを提供するカフェダイニング。
神奈川区役所の目の前にあり、外観は呉服店そのまま残して店舗の大半を改装。2018年から現在のスタイルで営業しています。 店長の河西元さんは、「ぬのや」でいうところの四代目ですが、お店にいくとまず、三代目の誠一さんが穏やかに迎えてくれることが多いです。しっかり呉服屋も続けてるんですよ。
店内はキッチンやカウンターなど、とてもスタイリッシュで、ビールやワインを飲みたい気分になります。一番奥の壁には、歌川広重の「神奈川台之景」がデザインされ、宿場町としての歴史もしっかり伝えているのが素晴らしい!
看板メニューは横浜産豚肉「はまぽーく」の料理や、神奈川区の「おとめ納豆」や小松菜を使った「かながわ丼」など、地元食材へのこだわりが感じられます。これらは、いろいろな雑誌やテレビでも紹介されているので有名ですが、何度もお店に通うような、近所の主婦や区役所の職員さんたちは、手頃なランチメニューを楽しんでいる印象。
ということで、今回はあえてポークカレーを紹介。味に深みがあって美味しいです☆ 特にコロナになってからは、夜の営業時間やお酒の提供も不安定なこともあり、今回のようにランチの方が足を運びやすくなりました。
テーブルを見てください。これ、桐箪笥を解体してその金具付きの木材を利用して作られています。ここでも呉服店のストーリーを静かに語っているのがポイント高いですね。
もちろん、さくっとカフェ利用もできます。この周辺でゆっくりコーヒーを飲める場所は意外と少なく、ちゃんと地域の人たちが和む居場所になっていて有難いです。
今回アルコールは注文しませんでしたが、実はテイクアウトもできます。緊急事態宣言中は、ソーセージとつまみと缶のクラフトビールを購入して、家で楽しんだりもしました。
河西さん、必ずストライプの服を着ています。「丸に二つ引き」という河西家の家紋、マルニのデザインに合わせているとか、いないとか。
そんな河西さんに、なぜクラフトビールなのか尋ねてみると、以前仕事でドイツを訪問し、そこで本場のビールやソーセージを堪能していたのだそう。要するに本人がファンなんですよね(笑)
次回はしっかりビールを飲みに行きたいと思います!