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あらいきよてる
横浜に詳しいソーシャルデベロッパー。神奈川宿の丘の上で、住宅型複合施設「しぇあひるずヨコハマ」運営 。近年は空き物件や商店街の活性化など、横浜市内外のまちづくりや地域プロモーションにも関わる。週末カメラマン。二児の父でアニメ・サブカル好き。
同じライターの記事一覧2024年4月に行われた「関内フード&ハイカラフェスタ~さくらまつり」では、YOKOHAMA FOOD LOVERsとして初めてブースを出店した。
そのブースの隣りに、ひときわ元気なお店があった。それが今回紹介する「ランタンテーブル」である。
ガタイの良さと存在感、そして人気者感のオーラが出る店主、小川礼太さん(以下れいたさん)と名刺交換をし、Instagramでつながろうとアカウントを確認すると、すでに僕の個人アカウントも、YOKOHAMA FOOD LOVERsアカウントもフォローして頂いていた。
(何ということだ!)
ランタンテーブルは、関内大通りから相生町を馬車道側に少し進んだビルの地下1階にある。お店の名前はキャンプで使う「ランタン」と「テーブル」から付けられており、もともとはアウトドアがテーマだったそう。
入口のドアのロゴや、一部ウッド調になっている内装が、その頃の雰囲気を伝えている。
しかし現在はというと、ネオン系ライトにムーディーな間接照明、そしてドアや壁にびっしりと貼られた「クライナ―」(甘めのショットドリンク)が、クラブのような雰囲気を醸す。
天井の照明も全部つけると明るいお店になるのだが、あえて抑えているのだ。
「深夜の関内に合わせるとしたら、こっちかなって(笑)」
れいたさんは奈良の出身で、高校時代からずっとサッカーでプロを目指していたそう。
三笘薫選手と同い年で、知り合いでもある。
ところが大学4年のときに膝の手術を行い、サッカー以外でバイトを探すこととなった。
楽しいこと、遊ぶことが大好きなれいたさんは、バイトの職歴も異色だ。
「はじめボーイズバーだと思って入った店が、2丁目ゲイバーでした(笑)」
クラブのイベンター、下北沢のキャバクラのボーイ、渋谷でメキシコバーと、コロナで仕事を転々としていた。
そんな中、クラブのイベンターの先輩が、現在のお店のオーナーを紹介してくれた。
そこで、2020年12月から横浜にきて店をやることに。
当時浅草に住んでいて、横浜と往復する生活だったが、閉まるのが遅いと帰りの電車もなく、そのままお店で寝ることもしばしば。固いアウトドアの椅子から、どっしりと深いソファーに変えたのは、そうした背景もある。
スクリーンでは、サッカーの試合が流れていてスポーツバーっぽさも滲み出る。
「横浜に友達はいませんでしたね。人脈を広げたいと思っても、当時はコロナでなかなかお店もやっていなくて」
「それでも営業している関内のガールズバーとかに行って、そこで知り合った人を自分の店に来るように誘いました。でも正直、自分の飲み代の方が高かったです(笑)」
とにかく、休みはいらない。まちで飲み歩いていた。
そして知名度を上げるためにInstagramとTwitterを頑張るようにした。
関内のお店とお店をつなげ、投稿もかなり頑張った。
ランタンテーブルでは、ダーツとカラオケを無料で楽しむことができる。
他にもクライナ―など遊び心満載のアイテムがあり、朝までワイワイ楽しむにはピッタリのお店だ。グループで来るとさらに盛り上がること間違いない。
料理もパスタなど種類が豊富で美味しい。
夜の街関内と言えども、深夜までご飯をお腹いっぱいに食べれるお店は意外と少ない。
なのでランタンテーブルをいきつけの店にしている人も少なくない。
今回はオムライスを注文。とろとろの卵が良い感じ。
カクテルもオシャレで、若い人たちに人気なのも納得である。
オムライスを食べたあと、後半はカラオケタイムに突入し、ストレス発散のための90年代ソングを熱唱した(笑)
れいたさんは今後の展開について、お店の情報だけでなく、自分個人のプロフィールをSNSなどで公開して、もっと多くの人に伝わるようにしたいと話してくれた。
次回はぜひ4人くらいのグループで行こうと思う。
Shop info/店舗情報
- ランタンテーブル
- 住所
- 横浜市中区相生町4丁目65−65 ポラリス B1
- 営業時間
- 20:00~翌5:00
- 定休日
- 日曜日