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あらいきよてる
横浜に詳しいソーシャルデベロッパー。神奈川宿の丘の上で、住宅型複合施設「しぇあひるずヨコハマ」運営 。近年は空き物件や商店街の活性化など、横浜市内外のまちづくりや地域プロモーションにも関わる。週末カメラマン。二児の父でアニメ・サブカル好き。
同じライターの記事一覧横浜で飲むのが好きで、かつクラフトビールも好きなら、「横浜ビール」を知らない方はまずいないでしょう。
今回は馬車道にあるクラフトビールを中心としたお店「驛の食卓」の横内さんと、廻(まわり)さんをご紹介いたします。
横浜ビールは、1999年からスタートし今年で23年を迎えた、横浜のクラフトビールの先駆け的存在です。
その横浜ビール直営の「驛の食卓」(うまやのしょくたく)は、バーのような雰囲気の1階(Yokohama Beer Stand)と、レストランのような広い空間の2階、さらに屋外のテラス席で構成され、大人数でのパーティーやイベント会場としても利用できるなど、楽しみ方が満載のお店です。
しかし、最大の特徴は同じ場所でクラフトビールを「醸造」していること!
実際に1階に入るとカウンターの奥に大きなタンクを見ることができます。
店内はタンクのほかにも、多くの「横浜ビール」のビール瓶や関連グッズが至るところに陳列されており、スタッフの方もすごくフレンドリーなので、さながら小さなテーマパークに来たようなワクワク感に包まれます。
ちなみに1階と2階で食事のメニューはほぼ同じですが、お客さん属性が違ったりするのが面白いです。
1階の奥の方の席で、「横浜ビールパーカー」を着て、楽しそうにクラフトビールを飲んでいるこちらの男性が、「横浜ビール」のファンプロジェクト・ブランディング、マーケティングなど幅広く広報活動をしている横内さん。
もともと食べることが大好きで、食品メーカーで4年間営業の仕事をしていました。
その中で、地元のクラフトビールに出会い、ビールの仕事に関わりたいと思ったことが動機となって新しい道を模索。当時横浜ビールの代表をしていた太田さんと知り合ったのがきっかけで、2016年に横浜ビールに入社しました。
実はこのとき一緒に飲んでいたのは、社員さん。
皆さん基本的にビールが大好きで、横内さんは、ここで商品とか新しい企画とか、仕事の話ばっかりしていると笑います。
「仕事とプライベートの境はないけど、ビールは楽しむものですから。ビアバイクが一番楽しいです!」
こちらのビアバイクは、ビールを飲みながらゆっくり横浜のまちなかを走る乗り物で、YOKOHAMA FOOD LOVERsのライターをしている野毛坂48の袴田あかりさんのイチオシでもあります。
そんな横内さん、オフでは何をしているのか聞いてみると。
「家では一人でゆっくり飲みますが、外で一人だけでは飲まないですね。 飲食あるあるで、すぐに太るのでランニングしてます」
とのこと。
せっかくなので、おススメのビールを3つだけご紹介しておきます。
左側「アルト(ドイツ)」麦芽ローストで、香ばしい風味に赤レンガ色が特徴。
中央「ペールエール(アメリカ)」ホップ由来の柑橘系を思わせる清々しい香りと苦み
右側「ヴァイツェン(ドイツ)」 いわゆる白ビール、苦みがなくクラフト入門。
どれも美味しいので、飲み比べて見るのが良いですね。
店長の廻さんは、横浜ビール4年目。
なんと20代で店長を任されました。
横内さんと同様に食べること、飲むことが好きで、学生のときからレストランでのアルバイトを3年間やっていました。
新しいことやりたいという思いを持ち、商品のできる背景に興味があったそう。
「色んな色や香りがあるビールは特に。でも醸造は狭き道でしたね。」
と振り返る廻さん。
もともと岩手県出身で、横浜への憧れがあったこと、ビルの1階でビール造りをやっていることの魅力を感じ、「横浜ビール」で働くことを決めました。
「横浜ビールは、やりたいことをカタチにできる社風が良いですね。
売り上げとか利益より、楽しさを追求することを大事にする。」
横浜ビールフットサルチームという部活があり、みんなでランニングをしたり、サウナに入って整えたり、お二人ともとても生き生きとお話するのが印象的でした。
小さなテーマパークのようなワクワク感はここから来ているのかもしれません。
最後に、これからの展望を聞いてみました。
「お店をもっと盛り上げていきたいですね。今、みなとみらいに向かう人が多いですが、関内エリアの魅力を伝えて、多くの人が訪れるようになって欲しいです」
やりたいことをカタチにしていくお二人に、是非会いにいってみてください!
Shop info/店舗情報
- 横浜ビール 驛の食卓
- 住所
- 横浜市中区住吉町6丁目68−1
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